CBD(シービーディー)とは?
麻から抽出される成分の一つカンナビジオール(Cannabidiol)です。
CBDとTHCの違いとは?
大麻植物の主成分は大きく2つ「CBD(カンナビジオール)」と「THC(テトラヒドロカンナビノール)」です。
一般的ないわゆるドラッグとしての作用として知られる成分はTHCです。
THCは精神活性作用(多幸感など)があり、日本では使用することが出来ません。
もう一つの成分CBDは非精神活性成分であり、日本でも合法です。
THCに見られるような多幸感等はなく、CBDはてんかんの治療薬など医療用成分として研究されています。
CBD カンナビジオール
THC テトラヒドロカンナビノール
CBDの効能
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、医療用として使用できるレベルのCBD製品、「エピディオレックス(Epidiolex)」の新薬承認申請を検討中です。
この製品は、子どもが発症する2タイプのまれなてんかん、レノックス・ガストー症候群とドラベ症候群で起こる発作の治療に使われています。
CBDオイルは不安症や物質乱用障害から慢性痛、中枢神経系の病気や症状等に効果があるかもしれないと期待されており現在研究されております。
カンナビジオール(CBD)を摂取することで期待できること
睡眠の質を高める
CBDは徐波睡眠 (Sws:slow wave sleep)とよばれるノンレム睡眠の睡眠段階のうち、呼びかけなど外界の刺激にも反応しにくい「最も深く寝入った状態」を促すことがわかっています。
また、歳をとると睡眠時の脳波から減少するといわれており、高齢の方への睡眠補助としてもCBDは役立つ可能性があります。
集中力アップ
CBDオイルを摂取すると、CBDが細胞同士のコミュニケーション活動を支えているカンナビノイド受容体へと届き、筋肉が弛緩することで鎮静やリラックスした状態に導いていきます。
精神の鎮静やリラックスはCBDの得意分野のひとつです。
ストレス緩和やリラックス効果
カンナビジオールを摂取することで、ストレスから過剰に反応する自律神経をバランスよく整え健康的な毎日を送る手助けとなります。
痛みや炎症の抑制
カンナビジオールを含むカンナビノイドには鎮痛効果があることが古くから知られており、医療用大麻が合法的な地域では痛み止めとしても使われています。
特に慢性の痛みや神経線維が直接侵害されている神経内因性疼痛への効果が期待されています。
CBDが現在研究の対象とされている疾患や症状例
ストレス緩和
不眠症改善
統合失調症
うつ病
アトピー性皮膚炎
摂食障害(拒食症)
癲癇(てんかん)
薬物依存
アルコール依存症
強迫性障害
パーキンソン病
白内障
緑内障
ハンチントン病
ALS
脳卒中
心疾患
肝疾患
外傷性脳損傷(TBI)
血圧改善
細胞炎症の緩和
便秘改善
ガン(癌細胞増殖抑制)
脳腫瘍
AIDS
自己免疫性ぶどう膜炎
繊維筋痛症
骨粗鬆症
・・・等